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Q&A

一問一答形式の小説っておれは始めてかもね(著者:恩田 陸)
この著者は『夜のピクニック』で知ったんかな
結構好きな作品で映画化されても見たりしましたね
著者の名前で買ったのかも
ま~作品名にもひかれたけどね
この形式で書かれてる作品なんてそうないし、
最初立ち読みしたら結末が気になっちゃってね~
あらすじは、都市郊外の大型商業施設において重大死傷事故が発生。
原因が特定できず、目撃者が召喚されるが、ことごとく食い違う。
防犯ビデオにうつっていたものはなにか?!
異臭の正体は?!などなど
結局推理小説というかなんというか分類がむずかしい一品
人間の弱点がわかる作品かもね
こういう場面(作品内の事故場面)に陥ったとき、
作品にあるようにまずは弱者から犠牲になっていく
いくら普段いいこといってる人でも、
自らの生死がかかっているときにきれいごとはいってられない
冷静にいられる人なんかこくわずかだと思う
おれもたぶん無理だ・・・
考え事を紛らわすときに読むといいかもね

  # by ethylen | 2007-10-01 08:57

別れの後の静かな午後

そうだろうね・・・(著者:大崎善生)
作品名にひかれちゃいましたよ
去年味わったので作品名のみでちょっと共感(笑)
帯に『思いではどんなに、緻密に懸命に組み合わせていっても、
1枚のパズルには仕上がらない。』と書かれていた。
なんかこの文だけでこの本(514円)買ったのを満足したさ
中身は表題作を混ぜて短編集が6話
やっぱ表題作はいいもんだけど、『悲しまない時計』もいいと思う
内容は短編集で全部紹介するのめんどいから、
手にとって自分で読みましょう
別れとはじまり、
生きることの希望を描いた珠玉の短編集(解説:小手鞠るい)らしいので、
そういう気分を味わいたいときにどうぞ

なにかを失うとき、自然となにかを得ている
それは失ったものに比べれば些細なことであったり、
むなしすぎることなのかもしれないけど、
それがすこしでも実感できたとき新たな世界が見える(・・・はず

  # by ethylen | 2007-09-28 09:10

ドリーム タイム

夢の時間らしいですよ(著者:田口ランディ)
ん~ぶっちゃけストーリーはよくわからんかった^^;
まだ1回しか読んでないだけで読み込めばわかってくるはずだけどね
ただ、1つだけ印象的だったとこがある
ピエロだかの格好をしてずっとなんもしない人がでてくる
その人に主人公らしき人は「なんか芸しないの?」てきなことを聞く
その格好をしてればそうだろね
ちょっとした会話があったあとでその人は、
『今の世の中考えなきゃいけないことが多すぎる。
私は、ロボットみたいに会話を想定し、
その想定にあった回答を用意してそれを答えてるだけ』
こんな感じ?wなことを言ってて(今この本が手元になくてちょっと適当・・・)
とりあえずだ、俺もそうできたら楽なのにって思うた
けど、楽だけど人生が味気ないものになる気もする
突き詰めた1つの究極の答えかね

本って1回目と2回目で感想が違くなったりする
この作品はそうなる気がする
俺が読むのにしては難しすぎたか!?
いずれもう1回読んでみよう・・・

  # by ethylen | 2007-09-27 09:05

スイート リトル ライズ

作品名にあるとおり甘く小さなうそですよ(著者:江國香織)
夫婦なのにどことなく違和感のある二人
夫は妻の嫉妬を極度に恐れ、
妻は夫の浮気を極度に心配している
それだけなら普通にいそうだけど、
夫は妻にすべてを報告し、妻も1日のできごとを報告する
これって普通っぽくみえて結構できないことだと思う
秘密やうそって人を傷つけない範囲ではあっていいもの(主観
だいたいすべてを話すことがやさしさではないと思うしね
ストーリーの結論いっちゃえばどっちも浮気しますw
けど案外そっちのほうが夫婦関係がうまくいっちゃったりもします
夫は浮気することで妻にやさしくしなくてはと考え、
妻は浮気することで夫の存在の大きさに気づく
なんともずいぶん遠回りな二人やね
ま~そんなもんなのかもね、人間って
印象的な一文(妻が夫に対して)
「夜になるとみんなうちにかえるでしょ。妙だなあと思うの。」
うん、確かに・・・
夫婦って元は他人なのに一番近い存在になる
すごいことだわな

  # by ethylen | 2007-09-26 09:12

ひさびさに

なんか本読んでたらメモしたくなった
メモっていうよりどの本がどういう内容だったかを、
自分なりにまとめておきたくなったのかね

ま~書く前に数少ない関係者に近況報告
とりあえず研究室忙しいわw
朝9時にいって夜12時に帰るのが普通くらい・・・
1時とか2時もあるし、家には寝に帰ってる感じ
そこまで命削ってやるもんなんかね(他人事
元気にはやってるんでだいじぶですけどね!

冒頭の通りメモに使うだけなんで、
おもろいことは絶対に期待しないでください!
自己満足の世界ですw

『象の背中』 秋元 康
別に作家とか気にしないでいつも買っている
この人のことはテレビで知っていたが、
だから買ったわけじゃない
買って思うんだけど作品名ってかなり大事
独創的なものほど惹かれるけど、
あまりに独創的過ぎると傲慢な感じがする
その意味でこの作品名はいいとこついてる(個人的に
内容は、48歳のサラリーマンが余命半年と宣告され、
その間になにをしたいかと考えたときに、
延命治療じゃなく自分の過去の忘れがたい人たちと会い、
彼なりの遺書を残していくというもの
簡潔すぎる内容だが、後ろの作品紹介みたいなとこを
参照して書いたからしょうがない
この人の生き方には共感した
おれも延命治療は絶対しないと思っていたからかもしれない
それ以上に、「死ぬことより、忘れられるほうが怖い」という
このサラリーマンの決意に美学を感じる
男は、初恋の相手・喧嘩別れした旧友・結婚直前まで二股かけてた女性
仕事で陥れてしまった取引先の社長に会いにいってる
家庭関係・不倫相手との関係・会社関係
特に家庭関係で親父と息子との関係が好きだ
息子は大学でラグビーしてるらしいしね(笑)
人は死を前にすると怖いものが少なくなるのかな
ただ、もっとも怖いものが近くにくるのだからきちぃか
ま~余命なんぼっていうことになったことないからわからんな
この作品名については読んでから楽しみにしといて、
しないといけないこと、したいことは生きてる間にやらないと!
生きるっていうことを感じたいときに読むといいかね
死してもなお人の心に残る・・・最高の生き方をしてた人の証
そう思う

  # by ethylen | 2007-09-25 09:24

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